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グノーシア【レビュー・感想】SF×人狼×ループ!三つの要素が完璧に噛み合った傑作!

 

久しぶりのゲームレビュー!

俺が遊んだのはSwitch版ね。

 

ゲーム概要
 
開発:プチデポット
初リリース日:2019/6/20
ジャンル:SF人狼ゲーム
 
本作を一言で言い表すなら、SFアドベンチャーゲーム人狼ゲームシミュレーションだ。
 
物語の舞台は宇宙船。
主人公含む登場人物達は宇宙船の乗員なのだが、乗員の中に人を襲う未知の敵「グノーシア」が紛れ込んでいることが発覚。
事態を収束させるべく議論をし、毎日1人コールドスリープさせる。
「グノーシア」をコールドスリープさせることができれば人類の勝利!なのだが、人間が勝とうがグノーシアが勝とうが、はたまた途中で主人公が死のうがいずれにせよ、主人公は議論開始前に巻き戻ってしまう!
いったいどうすればこのループから抜け出せるのか……というのが本作のストーリー。

 

本作では議論を繰り返し、ループを抜け出すべく情報を集めることが目的だ。
グノーシアは本家人狼ゲームでいうところの人狼であり、霊能者や占い師、狩人に狂人といった本家の役職に相当する役割も存在する。
そして、ループのたびに登場人物の役割が変化!主人公がグノーシアになることもあるのだ!
 
ある程度ゲームを進めると、開始前に議論に参加する人数やグノーシアの数、各役割の有無等を設定できるようになる。
特定の条件下でイベントが発生するので、様々なパターンを試すのが本作のポイント。
1ループ15分程度と遊びやすく、ゲームを進めればイベントが発生しやすい条件を自動で設定してくれる機能が解放されるので、どうすればいいのかわからなくなっても安心だ。
 
一癖も二癖もある魅力的なキャラクター達
 
本作を語る上で外せないのは、やはり魅力的なキャラクターたちのことだ。
あんまり書くとネタバレになってしまうので多くは語らないが、ループ毎に様々なキャラクターと仲良くなって協力したり、発生するイベントではキャラの意外な一面や衝撃の事実明かされることもある。
 
各キャラクターをしっかりとゲーム中で掘り下げてくれるので、どのキャラクターにも愛着が湧くし、きっとクリアするころには全キャラクターを好きになっていることと思う。
 
個人的にはセツ、SQ、沙明が特に好きだな!
 
よくできている人狼ゲーム部分
 
冒頭でも書いた通り、本作では人狼ゲームを何度も繰り返すことになるのだが、本当によくできていると思う。
ただ人狼ゲームをするのではなく、各キャラクターの性格がしっかりと反映されているのがいいところ。
嘘が下手なキャラがグノーシアになるとあっさりボロを出したり、頭脳明晰だが物言いに険のあるキャラクターは情報の少ない前半にコールドスリープされやすいが終盤まで生き残ると非常に強かったり、怪しいかどうかよりもまず自分の好き嫌いで投票先を選びがちなキャラクターなど、議論の中でも個性が色濃く出るので楽しい。
 
もしも人狼ゲームが苦手でも、1ループが終わるごとに経験値が得られ、主人公のステータスを強化することができるのがポイント!
各能力を上げることで他キャラクターが自分の意見に賛同しやすくなったり、議論で投票されにくくなったり、自分がグノーシアの時に嘘がバレにくくなったりなど様々な効果を得ることができる。
また、発生するイベントの中ではキャラクターからスキルを教わることがあり、特定の能力値を一定まで上げれば教わったスキルを使うことが出来るようになる。
こうして主人公を強化して、自分の思い通りに事を運びやすくしていくことができるのだ!
 
こうして聞くとあんまり主人公を強化するとヌルゲーになってしまうのではないかと思うかもしれないが、ゲームが進むにつれて他キャラクターも強くなっていくのでそこは安心してほしい。
 
先が気になり続けるストーリー
 
ループを繰り返すことで様々なイベントが発生し、情報を得ることが出来るがそれによって新たな謎が出てきたりするのでとにかく先が気になり続ける!
1プレイが短いことでもう1回、もう1回……と、ついつい辞め時を失ってしまう。
これはもうとにかくプレイして体感してほしいところだな!
 
物語の舞台設定も矛盾や都合の良過ぎるものがなく、グノーシアという存在そのものについてや、各役割についても納得のいく説明がされる。そういうゲームだからで済まされるのではなく、世界観に沿った設定があるのも素晴らしいところ。
 
総評
 
魅力的なキャラクターにストーリー、それらを人狼ゲームと違和感なく混ぜ合わせた傑作!
ぜひみんなにも何度もループを繰り返してグノーシアの世界にどっぷりと浸かってほしい、そう本気でオススメできる一作だった!